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ポジティブシンキング
皆さんは自分の身に降りかかってきた災難や問題をどう乗り切っていますか。

例えばウンコを踏んでしまった時はどうしていますか?

顔をしかめ、うなだれ、アスファルトに靴の底をゴシゴシ擦り付け、不注意な自分を戒めるのですか?
次に踏むウンコを探すくらいのポジティブさはお持ちですか?

どこにもぶつけることの出来ない怒りでさえも瞬時にポジティブに変換し、先へ進むことが出来れば、それは素晴らしいことではないだろうか。

考え方ひとつで明るい未来が開かれるのです。

僕くらいのアスリートになってきますと、目の前にいかなる災難や困難が立ちはだかっても、決して立ち止まることなくポジティブに解決していく『ポジティブシンキング』を兼ね備えています。

しかしこういった前向きな考えが出来るようになるには、やはり膨大な時間と経験が必要になってくるのです。

今回の日記は、そんな僕のポジティブライフを覗いて頂き、『短期間で学べるポジティブシンキング』を受講して頂こうと思います。

僕の身に災難が起きた場合、僕がそれにどう立ち向かい、いかにポジティブに対処しているのか。何がポジティブな判断なのか。ポジティブの種類、性質、特質を一緒に学んで行こうと、そう思っております。

盗めるとこはどんどん盗んでいってください。



つい、先日のこと───



僕が実家でお風呂に入ろうと、浴槽にお湯を溜めていました。

どれ入ろう、と思ったら第一の災難です。

一瞬の隙を突かれ母、恵子にまたもや先に入られてしまったのです。

「おい!アンタは何で俺が風呂出してんのにいつも先入っちゃうんだよ!意味わかんねーだろ!早く出ろ!」

「わかったわよー!もー、お風呂くらいゆっくり入らせてよ!チャプンチャプン♪」

チャプン♪じゃねえよ。
イライラするけど仕方がない。隙を見せた自分も悪いのさ。まあいい、これまた日記のネテにでもしよう。ポジティブポジティブ。


僕はポジティブに乗り切った。


しばらくすると恵子が風呂から出て来た。

「ふぅー、いいお湯よー入ってー」

「入ってーじゃねえよ。先に入るな!」

風呂場を覗くと、お湯が浴槽に満タンになっていた。
僕がお湯の満タンになった風呂に入るのが好きなことを知って、湯を足してくれていた恵子の優しさ。

「恵子のヤツ・・・、フッ、やってくれるじゃねえか。」

今こうして感謝の気持ちを持てているのも、前回の災難をポジティブに乗り切っていたからこそ。
嗚呼、ポジティブってなんて素晴らしいの。

僕は服を脱ぎ風呂場へと入った。

どれ、湯を浴びよう!としたその時、第二の災難が。

なんと無数の陰毛が水面にプカプカと浮いていたのです。大量の陰毛達が気持ち良さそうに泳ぎまわっていたのです。

それは明らかに恵子の物でした。

「す、すざけんなー!!普通次の人の為にオケとかですくっておくだろうが!何だコリャー!!」

さすがの僕も冷静さを失い怒鳴ってしまいました。

しかし、これもこれで仕方のないことです。だって陰毛は抜けるんですもの。自然の摂理です。

そうさ。陰毛が浮いてるくらいが丁度よいではないか。
しかもよく見れば、陰毛と陰毛との距離感と配置のバランスは最高なものだ。
まるで、女子シンクロ『チーム・ロシア』を彷彿させる正確さだ。実に美しい。

僕は『チーム・ロシア』に心を奪われ、しばしその妙技を楽しんだ。

せっかくこれだけの陰毛が浮いてることだし、今日はゆず湯感覚で陰毛風呂を楽しんでみよう。ポジティブポジティブ。


僕はポジティブに陰毛を乗り切った。


でもやっぱり気持ち悪いからすぐに選手達をオケですくって捨てた。いや、帰した。選手村に。


「ざぶーん!」


僕は肩まで湯に浸かった。極楽極楽。

どれ、体を洗おう!と湯から上がりボディーソープコーナーに目をやったその時、第三の災難が。

そこには見かけぬシャンプーとコンディショナーの赤い容器が。
僕はそれを手に取り確認した。容器にはこう書いてあった。


資生堂、TSUBAKI。


なんと恵子の分際でTSUBAKIを使用していたのである。あのサラサラヘアーを自分のものにしようとしていたのである。欲深いにも程がある。

僕はあのCMの、美女達が横一列になって髪の毛を「ふぁっさ~」なびかせながら歩く後ろ姿の集団の中に、恵子の姿を見た気がした。


「何様だーー!!!!」


しかしこれも仕方のないことだ。女性はいつまでも綺麗でありたいと願うものだ。それは恵子とて同じこと。

それにきっと、僕があのCMを見て目をキラキラさせてたの知ってたんだよね。ごめんよ、おっかさん。
そしてTSUBAKIには、ウェルカムようこそ日本へ。


僕はポジティブに乗り切った。


体の隅々まで綺麗にした僕は、満面の笑みを浮かべ風呂から上がった。

しかし数秒後、僕の顔から完全に笑みが消えるブチ下がりの災難が襲いかかる。

最後の難関、第四の災難だ。

タオルで体を拭きながら、ふと洗面所の鏡を見て唖然とした。

なんと、


僕の口元に陰毛が付着していたのである。


綺麗にして風呂から上がったばかりなのに、早速口元に陰毛がへばりついていたのだ。なんなら少し陰毛をパクついていたのだ。


「ひんぎゃーー!!!」


その太さ、その長さ、そのちぢれ具合。

僕はその陰毛を知っていた。間違いない。

恵子のものだ。『チーム・ロシア』の生き残りだ。
いや、この芸術性、まさかフランス代表テデュー?!いや、彼女が来日しているわけがない。

やはり恵子だ。恵子の陰毛だ。

なんなら少しパクついているのだ。

「ふへぇい!!」

僕は陰毛を口元から吹き飛ばした。

「ぺっ!ぺっ!」

最悪だ。これは最悪過ぎだ。最悪の極みだ。
はたして僕は立ち直れるのか?死ぬほど凹んでいる僕がいる。てか死ぬ。

このピンチもポジティブに乗り切りたい。乗り切らなければ僕に明日はない。

「よ、よし、ポジティブに考えるんだ!」

僕はありったけの『ポジティブシンキング』を使い、こう念じた。

















僕のだ、と。

















あの陰毛、僕のだもん、と。

















なんとか乗り切れた。



不思議なことに乗り切れた。信じられない。何でだろう。

とにかくよくやった。本当によくやった。

今は自分を誉めてあげたい。出来ることなら自分を胴上げしたい。


ポジティブ万歳。


さぁ、盗めるとこはどんどん盗んで。

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 2007.05.07 Mon
  [小野家]
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